講習会
手織工房タリフの原点となったスコットランド手織りコース 2001年〜2005年と出版へとつながるチェックデザイン講習会の紹介 2009年〜2012年
2005年〜2014年の間に行った6回の展示会を紹介。スコットランドチェックを中心にさまざまな提案をしてきました。案内用ポストカードと会場の様子をフォトギャラリーでご覧ください。
前回、チェックの色の組み合わせを見ていただいて3年。今回はチェックから離れ、手織の基本の一つである 「綾織り」のバリエーションをご覧いただきました。
2011年札幌で開催した『チェックデザイン講習会を』、 その時の受講者の方々の作品を展示しました。併せて伝統的なスコットランドチェックを紹介しました。
手織りでチェックをデザインする参考に、ステップ1として千鳥格子をベースに色の組みわせのサンプルを織り、展示しました。色々な組み合わせ、同じ色でも分量を変えると見え方が変わります。今回は、以前からのデザイナーに加え紳士服テーラーにもベストなどの仕立てをお願いしたほか、バッグなどの布から形になったものがたくさんありました。
タリフの糸をご愛用いただいている皆さんは、日頃どんな風にこの糸を楽しんでいるのだろう…?こんな、糸屋としての好奇心から作品展が始まりました。
扱い方で様々に姿を変えるタリフの糸には、きっとご愛用の方の数だけさまざまな楽しみ方があるはず。タリフの糸を使った作品がたくさん集まりました。会場は、西武池袋線秋津駅近くのカフェギャラリー縁をお借りしました。
初めて、表参道でギャラリーを借りて展示会をしました。手織工房タリフ 明石 恵子の得意とするチェックの基礎となる、 Estate Tweed(エステートツイード)の紹介を中心に、デザイナーに依頼し仕立ててもらったコートやジャケット、服地やマフラーなどの展示販売をしました。
前日の搬入は夜遅くまで続き、初日前夜には台風が上陸。一時はどうなることかと思いましたが、台風一過無事スタートを切ることができました。
スコットランドでは5千年前すでに、糸を紡ぐ人、織る人と分業で毛織物を生産していたという話を聞きました。博物館ではコインと一緒に発見された紀元前325年の毛織物を見ました。茶色と白の綾織りのチェックでした。
チェックを一つ織ると、必ず色違いで織りたくなる人々、チェックに魔法をかけられたのは私だけではなさそうです。家系で受け継がれたタータンに対して地域で働く人たちが来ていたエステートチェック、よく知られている千鳥格子やグレンチェックなど、デイビッド・ガーニーの協力を得て、それらの成り立ちを紹介しました。
併せて上田文子さんのシェットランドレースなどをご覧いただきました。スコットランドのもう一つの伝統工芸です。
*2005年当時の紹介文より